育休中、何か始めたくなるけど…と悩んでるママ・パパへ!
子供の寝る時間や生活のリズムが掴めてくると、少し時間にゆとりが出てくるかもしれません。
とはいえ、子供を見ながらの時間だし、突然の体調不良や夜泣きには対応しなきゃいけないから、自由だ!!と言うほどの時間でもない。
毎日、毎日頑張ってお世話をして、家事をして、過ごしているけど、賃金が発生するわけでもなきゃ誰かにとても感謝されるわけでもない。謎の不安や焦りに苛まれて、資格を取るぞ!と燃えたり、副業だ!!とリサーチしたりしていませんか?何を隠そうマネー調査員もそうでした。
しかし、焦って始めたことはあとで「こんなこと、やらなきゃよかった…」と後悔する羽目になったりならなかったり。
この記事では、2年間育休をとったマネー調査員が、実際に経験した「育休中にやって後悔したこと」をランキング形式で紹介します。さらに、同じ後悔を繰り返さないためのアドバイスもお届けします。
育休中にやって後悔したことランキング【体験談つき】
1位|24時間子供を付きっきりで面倒見すぎた
特に第一子は数ヶ月、付きっきりで見ました。初めて人に預けたのは、8ヶ月過ぎでしょうか。でも、今考えると、もう少し夫に丸投げしたり(隣の部屋で見ててね、とかではなく)、一時預かりのサービスを利用してもよかったと思います。
なぜかと言うと、知らず知らずにしんどくなってくるからです。寝れないというのもそうですが、24時間気が張っているっていうのが、辛い。タイプにもよるかと思いますが、自分の時間が欲しかったんだなぁと今なら分かりますが、当時は何一つ自分の思い通りに進まない毎日に体が爆発しそうでした。
トイレが行きたい時にいけないとか、今洗濯物を干してしまいたいのにギャン泣きとか、ちょっとお茶を飲みたいだけなのに抱っこで寝ちゃって動けないとか、LINEの返事をちょっと返したいだけなのにうんちが漏れてるとか。
自由にスマホで動画を見て、髪を切りに行き、歯医者に行き、飲み会に行く夫にムカつきが止まりませんでした。幾度となく、険悪なムードになりました。いい大人なら自分のご機嫌は自分で取るべきだったなと反省です。
預けたって、子供の発育には何に問題もないですし、母親から引き離しも意外と元気です。一ヶ月に一回でも、二週間に一回でも、自分のために子供を預ける時間をとってもよかったなと後悔しています。
ベビーシッターでもいいですし、親族を頼るでもいいですし、最近は一時預かりを行なう保育園も増えていますので、リサーチすることをオススメします。
2位|良かれと思って行なった親族への出産祝いのお返し
出産祝いのお返し、どうされましたか?マネー調査員は、大いにしくじりました。自分の友だちや、自分の親族は全然いいんです。夫側の親族へのお返しで義母とちょっとトラブルになりました。
マネー調査員の地元では、そもそも出産祝いのお返しの文化があまりなく、これまで、友達の出産祝いを複数人あげてきましたが、お返しを貰ったことは一度もなかったんです(だって、あげてるのに、お返しってなんだそれって)
ただ、内祝いというものがあるのは知っていたので、初めて自分でやってみたのですが、義母から親戚にはしっかりしたものを送って欲しいと連絡が入りました。数千円の子供の顔写真入り焼き菓子を送ったのですが、頂いた金額に見合っていないとのことでした。
たしかに10万円以上貰っていたんです。3万円ぐらいのカタログギフトなどを送るべきでした。ということで、慌てて送り直すことになりました。第二子では、その反省を活かし、夫側の親戚に送る金額もカタログギフトも全部リストを作って、夫に確認してもらって(夫経由で義母に確認)、それから発送手続きを行いました。
お祝いの仕方や対応は、地域や世代、家によってやり方が異なる場合が多々ありますので、義母に確認することをオススメします。
3位|資格の勉強や副業をがんばりすぎて燃え尽きた
こんなに子供のお世話を24時間やっているのに、何か何にもやった気がしないのが育休中の不思議な現象です。やり遂げた気がしないというか、お皿を洗うのも、うんちを拭くのも、マイナスのことをゼロに戻す作業なので、何にも進んだ感じがしないんですよね。実際は、子供がすくすくと育っているという代えがたい素晴らしい事象が起こっているのですが、社畜サラリーマン根性のせいです。
というわけで、ファイナンシャル・プランニング技能士3級の勉強をしてみました。YouTubeみるだけで受かったので、それはそれで良かったのですが、その後2級も取るぞ!と燃えて、結局子供の体調不良や新生活のバタバタで、しんどくなり一旦休止と相成りました。
さらに、副業というより、勤め先の会社から給付金に影響しない範囲で仕事をもらっていましたが、やっぱり自宅で子供を見ながらの仕事は大変です。お金は助かりましたが、気力と体力が要ります。
育児をするために時間を貰っているんだから、そんなに他の事を無理にやり遂げなくてもいいんだよなぁと今なら思います。
4位|腱鞘炎を甘く見ていた
産後の腱鞘炎で3回手首に注射を打つ羽目になりました。最悪でした。腱鞘炎になるとは聞いていたんですが、かつてなったこともないし、体も丈夫な方だから、ちょいちょい痛む手首を甘く見ていたんです。
ある日、子供を持ち上げようとしたらとんでもない激痛が走り、わ!と声をあげてしまいました。それから、もう何をするにも痛い。ガッチガチにテーピングして、聞き手以外で作業をして、それでも痛むので注射を打ってみたいな日々が続きました。早めにケアすべきでした。手首のサポーターもありますので、ちょっと怪しいな?と思ったら、早めに対応することをオススメします。
5位|寝不足を甘くみていた
真夜中のお世話が終わると、ちょっと一息、という感じでついついSNSを見始めてしまい、貴重な睡眠時間を潰す羽目になったことが多々ありました。SNSでのキラキラ育児は、あまりに遠い世界過ぎて、劣等感は全く抱かず、ただただ楽しい素敵なコンテンツとして楽しむことが出来ましたが、メンタルが落ちていたらどうだったかなと思います。
そして、甘く見ていたのが寝不足です。元々、社畜だったので泊まり込みの仕事を何年もやっており、寝れないとヤバイというのは身にしみて分かっているつもりでした。が、やはり仕事は結局、終わりもあるし、家に帰ってリセットも出来ます。どうせ倒れても誰かがやります。でも、夜中に泣いている我が子に、マネー調査員が起きてミルクあげなかったら誰があげてくれるんでしょうか。濡れたおむつやこのゲロをマネー調査員しかいない家で、私がやらずに誰がやってくれるのでしょうか。今、マネー調査員がぶっ倒れたら、この子はどうなるのでしょうか!ということで、子供の睡眠が安定するまでは、無茶な睡眠時間が続きます。そしてイライラして、人格が変わり、ネガティブ思考になります。鬱に片足を突っ込みます。夫婦仲は最悪です。
子供が寝たら、家事するのではなく一緒に寝ましょう。スマホはぶん投げましょう。全ては寝てから考えましょう。
やらなきゃよかった…を減らす3つのアドバイス
- 「私がやらなきゃ」「母親が見るべき」「毎日掃除をすべき」「◯◯すべき」は捨てる
→ 今、自分には何が必要か、今までの価値観ではなく、今の自分の基準で動いたほうがいいかなと思います。今だけです。数ヶ月したら落ち着くから、その時に色々とやればいいんです。 - 「やること」より「やらないこと」を決める
→ 子供のお世話はそうもいきませんが、掃除や料理はやらないという選択肢もあります。週一とか二週に一回の掃除でもいいし、夫のご飯は大人なので放置、自分のご飯は米と納豆とか、Uber Eatsとか、Amazonで買い込むとかやり方はたくさんあります。シーチキンの缶詰開けて食べるだけでも美味しいです。あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ!ではなく、これはやらないあれもやらない、ただこれはやっとくか、みたいな生活です。 - 情報に振り回されず、“今”を楽しむ
→ YouTubeやTikTokを見ると、自分より子供も多くて大変そうなのに、部屋は綺麗だし、本人も綺麗だし、稼いでいそうだし、楽しそうだし、超人なの!?と驚くような方々たくさんいらっしゃいます。そう、超人なのです。一般人ではありません。スーパーマンは宇宙人であって、人間ではありません。うちはうち、よそはよそで楽しむほうがいいかなと思います。
まとめ|育休中は、後悔より“気づき”に変えよう
育休中の過ごし方に正解はないと感じていますが、どうせなら楽しく過ごしたいものです。
しんどいと言われるフルマラソンですら数時間で終わりますが、育児の先は比べ物にならないぐらい長いです。
自身のケアも長い育児をやり抜く仕事だと思って、取り組んでもいいかなと思います。
マネー調査員は、育休をとってたくさんの気づきがありました。
子供も自分も高熱でダウンした際、独身の時は寝てればよかったのですが、子供がいるとそうもいきません。
自分がどんなに辛くても子供のお世話をしないと、子供が死んでしまいます。文字通り体を引きずりながら、高熱を出して上手く眠れない子供を抱っこであやし続けた夜に、自分より大切な命を育てるということは、こういうことなのかとも思いましたし、自身が親や周りに人間にどれだけ目をかけられてきたのか、はっとする瞬間がたくさんありました。
特に女性は、育児でキャリアもその後の人生の時間の使い方も、自分の体調や健康すら、大きく変わってしまいます。
育休中、自身の能力を全開にして仕事にフル集中できる人を見て、素直に羨ましいなとも思いますが、時期がくればまたそういうこともできるはずです。
育児は時期が決まっています。これを逃すともうできないんです。
この素晴らしい経験は、人生の糧になります。ならないわけがない。
妊娠中、10ヶ月悪阻で嘔吐しつづけ、ほぼ水だけで過ごし最後は吐血もしましたし、切迫流産&早産で、大出血も何度か経験しました。便器で赤ちゃんを受け止める覚悟もしましたし、最後は、34時間のお産や帝王切開の腹切も経験しました。その後の数ヶ月に渡る眠れない赤ちゃんのお世話がスタートです。
正直、妊娠&出産&子育てって、千日回峰行の荒行より厳しいのではと思います。人間が成長しないはずがない。
だから、そうですね、今日も頑張って、うんち拭きましょう!
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