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出産後の貯金はいくら減った?家計のリアルを公開します【2025年最新版】

出産で貯金50万円減!?リアル家計公開!出産後のお金の現実
目次

🍼 はじめに

「出産したら、自然とお金が減るのは仕方ない」…そう思っていたはずなのに、
ふと通帳を見て、「えっ、こんなに貯金減ってる!?」と青ざめた経験はありませんか?

マネー調査員もまさにそのパターン。
出産準備・入院費・ベビー用品…と、気づけば産後3ヶ月で約50万円も貯金が減っていました

この記事では、出産後にどれくらいお金が減るのか?その理由と内訳をリアルに公開します。
「出産後の家計が不安」「どこでお金が消えていくの?」と感じている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

🧾 出産にかかるリアルな費用【支出編】

出産は給付金や手当金が入るとはいえ、出ていくお金も多いです。以下が我が家で実際にかかった項目です。

● 医療費・出産入院費

出産費用(帝王切開・総額):約40万円
 └内訳:分娩介助料660,530円+産科医療補償制度掛金12,000円+一部負担均等219,970円+保険適用外の注射料や分娩費育児手当請求書13,318円+入院中の食事代など = 905,818円(ここから 出産育児一時金50万円を差し引く)

差額ベッド代(個室料金):0円
 └個室だったのですが病院のお産パック制度を利用したので出産費用に入っています。

入院中の食事・おやつ代:0円
 └祝い膳なども含めて病院のお産パック制度を利用したので出産費用に入っています。

飲み物・お菓子などの差し入れ費:2,500円
 └授乳のため異様にのどが渇いて麦茶を毎日2リットルほど飲んでいたのでそのお茶代や、病院の売店や自販機でちょこちょこ飲み物やお菓子を買っていました。

病院内での日用品購入:2,000円
 └母乳パッドや産褥ショーツ、洗浄綿などは全て病院のお産パック料金に入っていたのでほぼかかっていなかったのですが、産褥ショーツが3日分しかなく足りなかった分や除菌シートが欲しかったので購入していました。

駐車場代・交通費:約1,000円
 └病院の駐車場は1時間以内無料とかではなく、必ず利用料金がかかる仕組みでした。ただし、入院中であれば割り引きがききました。

● ベビー用品の初期投資

チャイルドシート(新生児対応):約50,000円
 └退院時から使用。0歳から4歳ごろまで使えて、とにかく安全!丈夫!を考えて一番売れていそうなcombiにしました。360度くるくる回転するものにしたのですが、何かと便利です。

ベビーカー(A型・新生児対応):約50,000円
 └安定した4輪で、片手で折り畳めて、そこそこ軽量のモデルにしました。電動で折り畳めるとか、買い物カゴもセットできるとか、海外セレブみたいなデザインとか色々ありますよね。予算があればそういうものも選びたかったなというのが本音です。子どもが1歳を過ぎると、子供の体重と荷物も相まって重かったので、軽量のB型を追加購入しました。もちろんcombiです。

バウンサー:0円(お下がり)
 └YouTuberさんを見ているとみんな使っていたので、必要なのかな?とは思いつつも、購入に踏み切れなかったのですが、たまたまお下がりをいただける事になりました。結果、1年使い倒しました。長時間は寝かせられませんが、抱っこや床に飽きた時にゆらゆらさせられて良かったですし、離乳食テーブルにもなるタイプだったので、便利でした。

抱っこ紐:約10,000円
 └Ergobabyが定番ですが、なぜかangeletteを購入しました。アカチャンホンポで試してみて、まぁいっかなぐらいの気持ちで買い、第二子まで使い倒しましたが、もしかしたらもっといい抱っこ紐があったのかもしれないという気持ちにはなっています。実際、お店で試す時は、短時間ですしただの人形なのでイメージが湧きませんでした。実際は、ふにゃふにゃの絶対に落としてはいけない生き物を何時間か抱っこするかもしれないアイテムです。もし、予算や心の余裕があれば、レンタルでいくつか取り寄せて我が子で少し試してから、本命を買ってもいいかなと思います。抱っこ紐の性能で、自分の肩と首と腰の寿命が変わってきます。本当に!もしくはみんなが使っているから間違いないだろうということで、一番売れているものを買ってもいいかもしれません。

コニーの抱っこ紐:0円(プレゼント)
 └ありがたいことに先輩ママからプレゼントで頂きました。室内での寝かしつけで2ヶ月ほど活躍しました。抱っこ紐だと装着が2分ぐらいかかるので、この2分が待てない。コニーも慣れるまでかかりますけどね。包まれている感じがよかったのかとてもよく寝てくれました。

ヒップシート:約11,000円
 └ちょっと抱っこしておきたいとき、抱っこ紐やコニーは身につけるのが面倒だなという非常にめんどくさがりなマネー調査員的には、このヒップシートが何かと役立ちました。ただし、首や腰が少し座ってきてからの月齢でしか使えません。寝かしつけでも活躍しますし、ベビーカーを持っていくのが面倒な外出先で抱っこ抱っこ攻撃が始まってもこれで凌げます。マネー調査員の家族からは、サルノコシカケと呼ばれていました。

ベビーベッド:約9,000円(レンタルで生後8ヶ月まで使用)
 └部屋が狭かったので今後の管理のことを考えて、レンタルにしました。立ち上がり始める8ヶ月で返しましたが、延長も買い取りもできるサービスだったのでいい選択だったなと思っています。第二子はベッドはレンタルせず、頻繁におしめを替える時期の3ヶ月ぐらいだけハイローチェアをレンタルしました。3ヶ月以降は布団に転がしてました。

布団セット:0円(プレゼント)
 └おじいちゃんおばあちゃんと一緒にアカチャンホンポで購入しました。マットレス、敷布団、掛け布団、防水シーツ、替えのシーツなど。一緒に目で見て購入出来たのがよかったなと思います。

ベビーバス+入浴グッズ:約4,000円
 └空気を入れてふくらませるベビーバス、ベビーソープ、湯温計を購入しました。結果、ベビーバスは赤ちゃんの体を支えるのが大変で、転がしておける赤ちゃん用のバスマットレスがよかったです。ベビーソープは子どもが3歳になるまでは使っていました。お肌が強い子だったら1歳ぐらいで大人と同じものにしてもよかったなと思っています。湯温計は買ってしまいましたが、ほぼ活躍しなかったです。最初は、指定の温度になるように一生懸命計っていましたが、そのうち手で温度が分かりますし、自信も付いてくるので、1ヶ月でメルカリ行きでした。

哺乳瓶+消毒グッズ+専用スポンジなど:約5,000円
 └120ミリリットル母乳実感のプラスチック製を3本、電子レンジ消毒器、粉末を溶かすタイプの消毒液を買いました。結果、哺乳瓶は頻回授乳の時期(1ヶ月から3ヶ月)は、4本あったらよかったなと思います。3時間に1回はミルクを飲ませるとして、夜中は洗う気力がないので、朝起きてあれ?洗ったものが1本もないじゃん!と慌てたことが何度かありました。電子レンジ消毒器は、チンする数分が待てなかった・・・・。洗って液体の消毒液に1時間漬けるが個人的に楽でした。人によるかと思います。

おむつ+おしりふき:約4,000円
 └紙おむつ:新生児用2パック、おしりふきは知人から出産祝いで半年分頂きました。一番嬉しかったです。紙おむつですが、1日7回~10回ほど替えます。1ヶ月で最大300枚。おむつの性能的には、こんなに頻繁に替える必要はないのですが、濡れたおむつが気持ち悪いという理由で泣くので、替えざるをえなかったりします。月齢を重ねると、おむつの消費量は落ちて安定してきます。

ベビー服(肌着・ロンパースなど):約5,000円
 └夏生まれなのか、冬生まれなのか、お下がりが貰える環境なのかなどによってかなり異なってきますが、ベタに肌気セットみたいなものを購入し、短肌着も長肌着もコンビ肌着も各種そろえました。結果、短肌着だけでよかったなと思っています。

粉ミルク+液体ミルク+キューブミルク:約5,000円
 └粉ミルク缶(1缶約2,700円)、計量する気力がない日のために液体ミルク数本と、らくらくキューブも揃えました。一番お得に済ませるなら、粉ミルク缶だけにすべきですが、液体とキューブもあると楽でした。特に液体は、お出かけする時にもホッカイロを貼って飲ませられるので揃えておいて損はないと思います。らくらくキューブも、液体ミルクよりはお得なので大活躍しましたが、計量に慣れてくると粉ミルクを哺乳瓶に入れてセッティングしたりするのでその後使わなくなりました。

保湿+スキンケア用品:約1,500円
 └昔は、ベビーパウダーをはたいていたそうですが、現代はアレルギー対策のためにも保湿だそうです。ベビーローション、ワセリンを購入しました。お風呂上がりや朝起きてたっぷりと塗り、季節によってワセリンも使いました。ワセリンはおむつかぶれのときや、口周りのよだれかぶれなどでも活躍しましたし、何かと便利です。もちろん、原因や症状にもよると思いますので、受診してからの使用をオススメします。うんちやおしっこでかぶれるのと、菌が原因なのと、摩擦で赤くなっているとでは対処法が異なりますので!

ドーナツクッション+授乳クッション:約3,000円
 └ドーナツクッションは産後の傷が痛かったので病室からAmazonですぐに注文しました。授乳クッションは、空気でふくらませるタイプを使用してましたが、第二子では寝乳マスターになったのでほぼ使いませんでした。膨らませるタイプは不要になった時に片付けと処分がしやすいのが利点です。

● その他の支出

 今回は、一般的に考えやすいように出産のための費用だけ書かせて頂きましたが、実際は切迫流産と切迫早産、妊娠悪阻や大出血で数ヶ月入院していましたので、その分の入院費などが100万円ほどかかっています。怖いですね。丈夫な体が取り柄だったので、まさかこんな事になろうとはという感じです。つくづく妊娠や出産に伴う体調の変化って、本人の意志や頑張りとは全く関係のないことなんだなと思いました。

 現在の日本では、妊産婦死亡率は出産10万件あたり約4人※1と、世界的にも低い水準です。でも、日本の交通事故では10万人あたり約2.6人※2が亡くなっているそうですから、そう聞くとそんなに少なくもないのかとも思いますよね。
しかし交通事故で怪我をしたり後遺症が残る方もたくさんいるように、妊娠や出産だって、亡くなっていないだけで命がゴリゴリ削れています。そして、諸々お金がかかります。そりゃ誰も産まなくなるよなと思います。余談でした。

 その他の支出ですが、産後検診で1週間後と1ヶ月後に通院するのですが、傷が痛かったのでタクシーで行きました。
また第二子は低体重で生まれたので、産後1週間の検診以外にもフォローが必要な状態でした。結果、週1で通院したのでもちろん追加でタクシー代がかかりました。我が子の状態次第でかかる出費があるということです。

 後は、帰省して出産される方は帰省費がかかるでしょうし、産後親族に頼れない場合は、家事や食事を外注するための費用がかかるかもしれません。

 出産するとお金がかかるとは思っていましたが、結果想像以上に支出がかかりました。


※1:妊産婦死亡率の出典 厚生労働省「人口動態統計(2020年)」より、2020年の妊産婦死亡数は29人、出生数は約84万人で、出産10万件あたり約3.5人(≒4人)という計算になります。

※2:交通事故死亡率の出典 警察庁「令和5年中の交通事故死者数について(速報値)」より、2023年(令和5年)の交通事故死者数は2,678人、日本の総人口は約1億2,400万人、人口10万人あたり 約2.2人の死亡率ですが、資料や年度により約2.6人前後で表記されることがあります。


💰 出産前後でもらえるお金【収入編】

救いとなったのが、もらえるお金の数々!制度をうまく活用すれば、一定の補填になります。

● 出産育児一時金

第一子:420,000円(産科医療補償制度に加入済の医療機関で出産した場合)
第二子:50,000円

● 出産手当金(会社員の場合)

産前42日+産後56日の間、給与の約2/3を受給。

第一子:906,880円
第二子:847,509円

● 育児休業給付金

産後休業終了後に申請→初回の入金が半年後でした。待ち時間がある点に注意。

第一子:2年間4,752,036円 ※これは満額シミュレーションであり、実際の受取額とは異なる可能性があります
賃金月額364,980円
出産から6ヶ月までは、賃金月額の67%244,536円(2ヶ月毎に489,072円の振り込み)
産後6ヶ月から子供が2歳の誕生日を迎えるまで、賃金月額の50%182,490円(2ヶ月毎に364,980円の振り込み)

第二子:2年間3,341,190円 ※実際に頂いた金額ではなく2年間フルに取得した場合の数字を出しています
賃金月額256,620円
出産から6ヶ月までは、賃金月額の67%171,935円
産後6ヶ月から子供が2歳の誕生日を迎えるまで、賃金月額の50%128,310円

● 出産・子育て応援給付金

第一子:そんな制度はありませんでした
第二子:9万円ほど頂きました。ありがたい!


📉 実際どれくらい貯金が減ったのか?

結果からいうと、出産前と比べて約50万円の減少となりました。

 貰える給付金などはありがたく全部頂きました。普通はそれでトントンで済むかもしれませんが、私のように妊娠や出産の状況次第では支出が大きくなります。

 さらにネットで散々書かれていますが、「育休給付金のタイムラグ」も大きいですし、高額療養費制度も使わせて頂いたのですが一旦立替えて払ったほうが戻りが大きくなる月があったので(病院いわく)50万円ほど立替えた時もありました。あとは確定申告の医療費控除などもフル活用しました。何だかんだで、それでも50万円ほどは減った状況です。

 出産周りで貰えるお金や、振り込みが遅いで有名な育休給付金の振り込みタイミングに関しては、次の記事でもまとめていますのでぜひ合わせてお読みください。貰えるだけありがたいけど!


⚠️ 出産後の支出で注意すべき落とし穴

育児に追われる日々の中で、思わぬ支出が発生しがちです。

  • コンビニやUber Eatsなどのデリバリー増加
  • ベビー服やおもちゃの“ちょこちょこ買い”
  • 実家帰省時の交通費・お祝い返し
  • 頻度が低い支出(お食い初め、100日祝い、お宮参りなど)を忘れがち

💡 やってよかった家計対策

苦しい時期を乗り切るために、役立った工夫もご紹介します。

  • 友達で相談しやすい子には出産祝いを「 Amazonギフト」でリクエスト
  • 宅配サービスの送料特典で買い物負担を減らす
  • 家計簿アプリを導入
  • 家族でクレジットカードを楽天に統一、楽天経済圏に飛び込み楽天ポイントを活用
  • メルカリで不用品処分&お小遣いゲット
  • ふるさと納税では高級なお肉ではなく!日常の消耗品である「お米、缶詰、洗剤系」をお願い
  • 子どもが落ち着いてからは社労士と相談の上、給付金に影響のない範囲でお仕事開始

ネットでは次のような対策もありました!

  • Amazonなどの定期便で紙おむつやミルクを割引購入
  • 節約料理術を極める
  • ポイ活(ポイント投資、楽天、Tポイント、dポイント)
  • アンケートモニター
  • ウエル活
  • 業務スーパーやコストコで大量まとめ買い
  • レシート投稿アプリ
  • 在宅ワークでWEBライターや得意を活かした副業を開始(クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど)
  • せどり
  • SNSでの副業(X、TikTok、Instagramなど)

📝 まとめ:出産後の貯金減少は見える化すれば怖くない

出産後に貯金が減るのは、ある意味“仕方ないこと”だと思います。そういうものです。
でも、使ったお金と入ってくるお金を把握しておくだけで、不安はグッと減ります

我が家も一時は「マイナスかも」と焦りましたが、半年とか1年後には落ち着きました。しばしの我慢です。

いいこともあります!ここを乗り越えると、この状況ほど大変なことはこの先そうそうありませんし、何かあってもここで獲得した知識や技術は今後の人生でとても役立ちます。

これから出産を控えている方、今まさに育児に奮闘している方へ。少しでも参考になれば幸いです。
ご自身の経験談があればぜひコメントにお書きください!

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